インタビュー

自分が楽しんで仕事していることが、きっと誰かの役に立っている

自分が楽しんで仕事していることが、きっと誰かの役に立っている

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医療の現場を支える事務職という仕事。利用者さんや医療従事者の顔が見えにくい立場でありながら、正確さと細やかな配慮が求められる役割です。

竹内さんは、祖父の在宅医療をきっかけに訪問看護の世界に飛び込み、前職での苦い経験を乗り越えて、今では「毎日楽しそうに職場の話をしている」と家族に言われるほど充実した日々を送っています。

スタッフが訪問に集中できるように、見えないところで細やかに動き続ける彼女の日々には、サポート役としての誇りと、組織を陰から支える喜びが詰まっていました。

祖父の姿が教えてくれた、在宅医療という選択肢

——firstで働くことを決めた理由を教えてください。

在宅医療に興味を持ったきっかけは、祖父の存在でした。

足が悪く、病院へ行くことを嫌がっていた祖父。家族が医療を受けることを諦めかけている姿を目の当たりにしたとき、在宅医療という選択肢があることを知り、強く興味を持ちました。

前職では整形外科の受付事務やクリニックの事務を経験していたこともあり、もともと在宅医療に関心があったうえに、医療事務の知識も活かせる環境で働きたいと考えていたんです。

——在宅医療に挑戦するうえで、不安はありませんでしたか?

もちろん、一歩を踏み出すことへの躊躇もありました。在宅が初めてだったので、一から学ぶことが多いだろうなと思い、ちょっと不安でした。

ただ、レセプト業務とかは中身は違ってもおおまかな流れは一緒なのではないかなとおもっていました。 一緒かなと思っていました。

見えないところで支える誇り――スタッフが訪問に集中できるように

——普段の業務で「役に立てている」と実感する瞬間はどんなときですか?

レセプト業務、請求業務、報告書郵送などを行っています。電話対応では、伝言を正確に届けることを常に意識しています。

やっぱりスタッフに感謝されたときが、一番役に立っているのかなと思いながら仕事をしています。直接利用者さんや医療機関と接する機会が少ない分、現場で働くスタッフからの感謝の言葉が喜びです。

訪問時にスタッフが利用者さんへ請求書を渡してくれるんですけど、取り漏れが発生することがありました。そこで、ファイル作ってみんなに配っていたときに「助かった」って言われて。

ちょっとしたことかもしれないけど、自分なりに現場をサポートできているんだなって、すごく嬉しかったです。

——看護やリハビリスタッフと比べて、実際のケアに関わる機会は少ないと思いますが、どんな楽しさを感じていますか?

もともと周りをサポートするのが好きなタイプなので、訪問に行くスタッフをサポートしているときにやりがいを感じます。

現場の声を聞く中で、利用者さんの状態が良くなっていく様子を間接的に知ることも、喜びの一つです。自分も頑張らなきゃって活力になりますね。

「やってみたら?」という言葉が変えた、自分の可能性

——代表や副代表との関わりで、印象的なエピソードはありますか?

「これやってみたら」って代表が声をかけてくれるので、今経営やコンサル のこととかを少しずつ教えてもらっています。事務職という枠を超えて、経営やコンサルティングについて学ぶ機会をもらえたことは、視野を大きく広げました。

代表は本当に前向きで、看護に対してとても熱心な方です。私は結構心配症で、ちょっとマイナス思考なところがあるんですけど、代表を見ていたら「気にせず前向きに仕事しなきゃ」と思いますね。

副代表の辻さんは、何を言われても否定せず、心の優しい方だなと思います。誰に聞いても「優しい」「優しすぎる」って言うくらい。

そんな対照的な2人のリーダーシップが、組織に絶妙なバランスをもたらしていることを肌で感じています。お互い違うから、良い雰囲気なんだと思います。良いバランス感覚だなって、2人を見てて思います。

——社内で特に印象的だった出来事はありますか?

代表の誕生日にみんなで動画を作ってプレゼントしたことです。代表にバレずに後ろで動画撮ったりしていたんですけど、みんなワクワクドキドキしながら楽しんでいました。

当日、プレゼントを受け取った代表はちょっと涙目になっていて。本当に喜んでくれている姿を見て、私たちも準備して良かったなって心から思いました。普段は現場で忙しく働いている代表だからこそ、みんなの感謝の気持ちが伝わったんじゃないかなと思います。

細かく、正確に、そしてアナログに――事務職としての矜持

——細かく正確さを求められる仕事が多いと思いますが、工夫していることはありますか?

細かいことを頼まれることが多いので、すごいアナログなんですけど、忘れないようにメモを取っています。

何でもメモをして忘れないように書き留めておく。シンプルですが、確実な方法です。

——入社してから自分自身が成長したと感じることはありますか?

普段の業務にはだいぶ慣れてきて、結構時間に余裕が出てきたので「何かすることないかな」って仕事を探しているときに、仕事に慣れてきたんだなと思って成長を感じました。

指示書依頼っていうのを医療機関に依頼するんですけど、もともと代表がしていた業務を やっていたのを私が引き継ぐ やることになりました。結構細かい作業で難しいなと思いながらも、上手くいったときはとても嬉しいですね。

前職との違い――定時退社がもたらした心の余裕

——firstに入社してから、プライベートに変化はありましたか?

定時で帰れるようになったので、プライベートの時間がたくさん取れるようになって、心の余裕が出ました。前の職場がちょっと暗い環境だったっていうのもあるんですけど、毎日帰ってきたら楽しそうに話をするねって言われます。

心の余裕ができて、これやってみよう、あれやってみようっていうのが増えて、最近はジムに行っています。運動するようになりましたね。

実は、これも代表の影響です。代表がランニングを始めたと言っていて、自分も健康のために運動しなきゃいけないなと思って。

利用者第一、看護に本気――365日、いつでも来てくれる安心感

——firstはどんな会社だと思いますか?

firstは利用者さんを一番に考えていて、地域課題を解決したいという看護に熱い会社です。スピード感がありながら、丁寧に対応している会社だと思います。

看護師さんはシフト制なので、365日訪問看護を行っている状態です。いつ頼っても来てくれるという安心感がありますし、他の事業所と比較しても、この点は大きな特徴だと思います。

そして、スタッフ全員が利用者さんのことを常に考えている姿勢も印象的です。基本、スタッフはみんな利用者さんのことを一番に考えていて、すごく利用者さんのことを話しているなというイメージがありますね。

事務員の枠を超えて――経営を学び、サポートを極める

——今後、firstで働く中でどんな目標がありますか?

事務の仕事はだいたい覚えたので、これからは事務員という枠にとらわれず、一人の人間としていろいろなことに挑戦して学びたいと思っています。自分がコンサルや経営の表に立つというよりは、裏方としてサポートする役割が向いているのかなと。そういう形で会社やスタッフに貢献していきたいですね。

将来的には、看護の知識も身につけたいと考えています。祖父のこともあって、いつ家族に何かあるかわからない。だからこそ、看護の知識は持っていて損はないと思うんです。仕事にも活かせるし、大切な人を守るためにも役立つはずですから。

——ご家族や友人に、firstの魅力を自慢するとしたら?

とにかく仲が良いことです。単なる表面的な仲の良さではなく、お互いを否定せず、尊重し合い、前向きにコミュニケーションを取る文化があります。

やっぱり働くうえで人間関係が結局一番大切かなと思うので、そこはどこにも負けてないんじゃないですかね。

見えないけれど、確かに届いている支え

事務の仕事は、利用者さんや医療機関と直接顔を合わせることが少ない立場です。

それでも、竹内さんが作った利用者ファイルは訪問スタッフの業務をスムーズにし、正確に処理したレセプトは利用者さんが適切な医療を受け続けることを支えています。丁寧に伝えた情報はチーム全体の連携を強化し、細やかに気を配った一つひとつの業務が、組織全体を円滑に回す土台となっています。

指示されたことをこなすだけでなく、「何ができるか」を考え、自ら動く。その積み重ねが、スタッフからの信頼と感謝につながっているのです。

代表の前向きな姿勢に背中を押され、副代表の優しさに支えられながら、竹内さんは「事務員」という枠を超えて成長を続けています。経営やコンサルティングを学びながらも、目指すのは「サポートを極めること」。

縁の下の力持ちとしての誇りを持ち続け、その役割をさらに深めていく道を選んでいます。

——最後に、これから応募を考えている方にメッセージをお願いします。

とても明るく、看護に熱いスタッフが本当にいっぱい集まっているので、その中で私は事務員としてみなさんのことをサポートしっかりできたらなと思っています。

経営とか看護とかいろいろな知識を学びたい、そんな風に前向きに思える方が、firstには向いているのではないかと思います。そして何より重要なのは、サポートすることに喜びを感じられること。細やかさと正確性も欠かせません。

そして理想は、「これやっておいて」と依頼される前にできる人。気が利き、先回りして動ける人こそが、このチームで最も輝けるのではないかと思います。

定時で帰れる環境、プライベートの充実、そして何より「毎日楽しそうに職場の話をする」と家族に言われるほどの充実感。firstで見つけたのは、単なる職場ではなく、自分らしく働き、成長し続けられる場所でした。

誰かを支えることに喜びを感じ、細やかな気配りができ、前向きに学び続けることを楽しめる方を、firstは待っています。利用者さん第一、看護に本気なこのチームで、一緒に地域医療を支えていきませんか?

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