皆様こんばんわ。ファースト訪問看護ステーション灘　髙橋優太です。
今日は東京へ財務の勉強会に出席し、始発で神戸を出て東京で講義を受け新幹線で帰路についているところです。

さあ、お待ちかね？のブログ第2弾ですが「こんなDrいる？」です。いつまで続くのか…
私が4年目の時に出会ったあるDrの話をしようと思います。

正直言って衝撃でした。何がって？全てが衝撃でした。
脳外科の医師だったんですが…思い出すと先生と出会ってから自分の看護師人生が変わりました。
先生今も元気かな？僕は元気です。

看護師って何をしないといけない職業なのかはその先生が教えてくれました。
看護ってね、二つ大きな枠組みの仕事があります。
①医師の診療の補助
②療養上の世話
なんですよね。この医師の診療の補助というところに関して、病院では
血圧が〇〇以下になったらドクターコールとか、SPO2が低くなったら酸素○Lから開始とか。
色々と医師の指示に従って動くんですよね。

当時4年目の私は確かくも膜下出血の人を受け持っていたと思います。術後血圧が低くなってきて指示通り報告したんですよね。（もう10年以上前なのでうろ覚えです。）
そしたら夜勤の時に怒鳴りながら、もうこの世の終わりかってぐらい怒られたんですよ。
「お前みたいに、医師の指示通りに動く看護師なんていらんのじゃ！！」って…
なんで？と頭が？マークでいっぱいとなってしまったのですが
あとで話を聞くとどうやら先生はもう少し早めに相談が欲しかったみたいです。
病態的にスパズム（血管攣縮）を起こしやすいかもしれないと思っていたらしく血圧をもう少し高めにキープして欲しかったみたいです。

そこで僕はもう反省しました。ああ。全然考えて報告できてなかったし、
勉強不足だったなと。そら先生の指示はあるけど、もっと先を考えてアセスメントして報告するべきだったなと。

その「医師の指示通り動く看護師はいらんのじゃ！」という一言が僕の人生を変えました。
指示の意味を考え、自分なりにこう考えていると医師と同じ目線でディスカッションできるまで勉強する事が
患者さんをしっかり看るということに繋がるんだなと

その先生には、人間としてプロとしてどう生きていくのかもたくさん教えてもらいました。

・24時間365日病院に泊まり込み、救急車を何があっても断らない姿勢や
・手術がもっと上手くなりたいと右利きなのに左手でご飯を食べていたり
・何かのプロになるためには何かを犠牲にする時間が必要だと
ビール片手にたくさん語り合いました。当時25歳の男性看護師の心にはいつもカッコよく尊敬でしかありませんでした。

私の看護とは？によく出てくるアセスメントしろ、よく考えろ！はこの先生から学んだことです。

そんな先生とも突然お別れが来ました。先生が退職すると同時に私ももっと他の世界が見たい！と思い六甲アイランド甲南病院を出ることにしました。その先生がいなければ私の今はなかったかもしれませんね。

「何かのプロになるためには何かを犠牲にする時間が必要だ」今でも心に刻んで経営もできる看護師を目指して頑張っております。

先生にいつか会いたいなと思って毎日元気に事業をしようと思います。

本当に当時若造の私をたくさん叱ってくれて、ありがとうございました。ブログ打ってると少し涙がでた髙橋です。

次回＞＞＞初めての転職？どんな心境？どうやって選んだの？をまた気まぐれで書いて行こうと思います。

株式会社first 代表取締役　看護師　髙橋優太